採取した羊水からは3段階で検査結果が出ることになった。
まずは心疾患の原因として最も多い22q11欠失症候群という染色体異常。
心疾患の90%は原因不明で、それだけ単体で起こることがほとんどらしい。
心臓は受精後、一番最初に作られる臓器。
とっても複雑な臓器なので、その過程で何かがうまくいかなかったということは、意外とよくあるらしく、100人に1人の赤ちゃんは程度の差はあれど、心疾患を持って産まれてくるんだそう。
若丸くんの場合は、心疾患以外異常が見つかっていないので、おそらく心疾患単体だろうということだったけれど、お医者さんとしては100%ありませんとは言えないので「可能性を排除するために検査をしておきましょう」ということだった。
それでも、こういうとき人は悪い方に考えてしまうもの。
寝たような寝てないような朝。
ふと時間を見ると6:47だった。
まだこんな時間か。
主人は4時から起きてたらしい。
11時を過ぎたころ、主人の電話がなった。
どきどきしながら主人の声を聞いた。
一語一句わからなかったけど「いいニュースをありがとう」的なことを言ったような気がした。
そしてしばらくして電話を切る声が明るかった。
ような気がした。
すぐにリビングにやってきて、
“22q11 is negative.”
と。
あぁ、、よかった、、、、、
あぁ、、よかった、、、、、
涙が出てきた。
まだ安心できないけど、それでも涙が出てきた。
"One step closer."
そうふたりで喜んだ。
ひさしぶりのいいニュースだった。