もうちょっと複雑。。
つまりあんまりよくないよね?
そして先生はDORVについて簡単に説明してくれ、ベルリンにある心臓センターの小児心臓外科医の先生に連絡してくれると言った。
どういう手術になるのかなど詳しく説明してくれるらしい。
ただ、やっぱり胎児の間成長とともにいろんなことがわかってくるから、定期的に心臓を見ていくことが大事と言われ、また4週間後に来るように言われた。
そしてその間に今日の羊水検査の結果が出るとのこと。
そうか…TGAじゃなかったか…
でも何もないところから心疾患の存在を知らされた前回にくらべると、心疾患の種類が変わっただけの今回は平静だった。
トラムの中でDORVとは何か調べた。
両大血管右室起始症ということがわかった。
1ヶ月前はTGAってなんだろう、どうなるんだろう、と思いながら帰った道のり。
今日はまた新しい聞いたこともない疾患名に翻弄されていた。
重い足取りで家にたどり着き、着替えて、ごはんを炊いた。
DORVはたしかにTGAよりも少し複雑だけれど、手術で治せる心疾患だということはわかった。
主人はそうして仕事に戻った。
すると突然隣の部屋から主人が泣いてるのが聞こえた。
びっくりして行ってみると、パソコンにうつった書類の前で泣いてた。
主人はDORVのパンフレットを読んでいたみたいだった。
つまちゃんにはただ元気で健康な息子を持ってほしかっただけなのに、自分のせいでこうなった。
ごめんね。
主人はなにも悪くないのに、自分のことを責めてしまって悲しんでいる。
そんな主人を見ながら、なんでこんなことになったんだろう、と思った。
大声で泣く主人を見るのは辛かった。
大丈夫、大丈夫、それしか言えなかった。
それでもあたしは大丈夫とは思ってなかった。
どう転んでも覚悟が必要だと思った。
検査結果次第で、もしかしたら若丸くんは…
そんなことばっかり考えながらベッドに行った。
やっぱりあまり寝れなかった。