所見では気になるところはないけれど、冠動脈を見ておくためにはいずれやった方がいい。
(冠動脈とは、大動脈と肺動脈につくほっそ〜い血管のことで、動脈を付け替える際に冠動脈の付き方で手術の成功率が左右されるという曲者。細すぎてエコーではなかなか見づらいらしい。)
と言われたのは1歳になってから初めて受けた検査のとき。
どうせやらなきゃいけないなら早めにしておこう、ということで2月に予定された心臓カテーテルを行ってきました。
2泊3日の心カテの旅。
綴っておきます。
初日は午前中に病院に着くも、パパは病室には入れず、Uターンして帰って行った。
若丸くんは「海外渡航歴有り」という項目にチェックが入ってしまったため、海外スクリーニングを受けなければならず、その結果が出るまで病室から一歩も外に出れない、と言われた。
若丸くん、もう日本生活の方が長いのに…
でも何を言おうが規則は曲げてもらえず、せまい病室をうろうろする1歳児。
冷蔵庫を開けては閉め、開けては閉め。
ベッドの柵をいじいじ。
ゴミ箱を投げ倒し。
彷徨う1歳児。
お昼ご飯は5分で完食。
看護婦さんにも「完食ですね〜」とわざわざ言われるぐらいお皿には何も残ってなかった。
そらそうだ、元気だもんね。
しかも、余談ですけど「白飯70g」って書かれてて。
若丸くんいつも一食で120g食べるんですけど…
いいのか?
午後からはカテーテル前の心エコーを行うということで、眠る薬を飲まされ「寝ない子は1時間ぐらい寝ないので、その場合はもう少し強い薬をお尻から入れます」と言われビビってたら、5分で就寝する息子。
赤ちゃん用のコッドに入れて連れていかれるも、大きすぎて足がつっかえる息子。
看護婦さんは笑いながら「今度から大人用のベッドにしますね」と言っていた。
無事帰ってきたと思ったら、すっきり目覚め、また晩御飯をぺろりとたいらげた。
あたしは検査中に売店で買った本日2度目のお弁当をちびちびと食べ、ふたりして8時には就寝するも、どこからともなく聞こえてくる赤ちゃんの泣き声と、せんまいソファーベッドの居心地の悪さに寝たのか寝てないのか…
元気な1歳児の入院って思った以上に大変だ。