肌寒くなってきた11月下旬。
妊娠した。
えーー!まじ?!
が頭に浮かんだひと言目だった。
妊娠検査薬をクリスマス包装紙に包み、若丸くんと一緒にパパに渡した。
えーーー!うそーーーー!
主人のひと言目だった。
5週6日で初診に行った。
ちゃんと然るべきところに胎嚢がある
ということが無事確認できた。
でも子宮に浮かぶ黒い胎嚢を見ながら、なんとなく一抹の不安を覚えた。
若丸くんのときは6週1日で心拍が確認できたから、確認できるかな〜と思ったけど、確認してくれる様子もなかった。
また長い10日だった。
そして7週と3日。
胎嚢が見えた瞬間思った。
小さい
袋には小さい点しかなかった。
でも先生は心拍を聞かせてくれた。
どくどくどくどく、と動いていた。
懐かしい音だった。
若丸くんを思い出した。
「心拍はあるけど、ちょっとゆっくりかな。ゆっくり目かな〜ぐらいだけどね。でも心拍確認できたしね。次大丈夫だったら基本的には大丈夫だから、また2週間後来てね。」
これはきっと母の勘。
だめかな、と思った。
その4日後、違うクリニックに行ってみた。
袋にはまだ小さい点があるのみ。
心拍は確認できなかった。
「今回はうまくいってない可能性が高いかな。赤ちゃんも見えないな。胎嚢も5週目くらいの大きさだから。」
と。
赤ちゃん見えない?
消えたの…?
その夜、若丸くんを寝かしつけたあと検索魔となった。
胎芽 消える
と。
そして翌週、予定より一週間早く元の先生のところに行ってみた。
すると、赤ちゃんは見えた。
だけど先週から1mmしか育っておらず、心拍は消えていた。
先生は、
心拍が確認できたあとにだめになるのは2〜3%くらい。
確認後発育が止まったのは、おそらくダウン症だった可能性が高いのではないか。
と教えてくれた。
そして稽留流産が告げられた。
8週4日だった。