3年目にしてその日は静かに訪れ…
るはずだった。
前の日、今日の晩御飯の買い物に行こうと買い物リストをふたりで話していたとき。
主人の大好きなティラミスを作ってあげようと、
「マスカルポーネ買わなな。」
と言うと「え、あした?それとも若丸くんの誕生日?」と聞いてきたので、
「あしたやん。若丸くんはマスカルポーネなんか食べられへん。」
「あしたはノーノー。」
「なんで?」
「なんでもないけどぉ。ノーノー。」
「…」
ということで、ケーキ、か何かを主人が注文していることがバレた。笑
まぁ、しょうがない。
こんなのいつものこと。
そして当日になった夜中0時。
なぜかまだ起きていたわたしたち。
ベッドの上で本を読んでいたところへ主人が
「つまちゃん、どうぞ。」
といって、プレゼントとカードをくれた。
誕生日やあるまいし、別に0時やなくても。
と思いながら、これには驚き、うれしかった。
そして翌日。
在宅で仕事をしていた主人が2階から突然バタバタと降りてきて、出ていった。
「???」
そしてすぐに帰ってきた。
ケーキの箱を持って。
もちろんすぐに状況を察したあたし。
冷蔵庫に入れる準備をしようと「ケーキ♡」と思って近づいていくと、
「ちょっとつまちゃんあっち行ってて!」と言われ、あれよあれよとその場で開かれた。
「え?いま??朝10時ですけど?」
あっちに行ってる意味あるかな、と思いながらドアのところで見てると、ろうそくが3本さされ、灯がともされた。
(やっぱり今なんや〜…)と思いながら眺めていると、
「つまちゃん、はい。」と呼ばれた。
可愛くて美味しそうなケーキは、自転車で揺られ、メッセージボードが落ちたと説明を受けた。笑
そして「Happy Anniversary♡」と灯を消した。
そしてすぐ「ぼく、ちょっと仕事!」と言って、またバタバタと2階へ行ってしまった。
う〜ん(;-ω-) あたしの主人は午後7時とかいう時間を知らないのだろうか…
1年目は夜10時からの晩御飯だったし、3年目は朝10時のケーキ…
10時が好きなのか!
相変わらず優しく、頑張るけれど、ロマンチックに関してはどこまでもずれていく主人。
今年は若丸くんと3人で迎える結婚記念日。
これからもこんなあたしですがどうぞよろしくお願いします。