今年も残り1週間とせまった日。
息子が生誕100日を迎えた。
そうか、お食い初めか。
そもそもお食い初めって何作るんだ?
そして主人と共に探しまくった鯛。
新鮮なお魚が手に入りにくいベルリンで、ヨーロッパヘダイ(Dorare)で代用できるという情報をゲット。
ラッキーなことにクリスマス前だったベルリンのスーパーで、百日を迎えるちょうどその日に、200kgのDorareが仕入れられるという。
切り身になってないか、下処理はされてるかなんかを問合せ、一尾取り置きしてもらった。
作ったことないものをドイツで初挑戦するもんだから、昼から台所に立ちましたよ。
手綱こんにゃくもくるっと。
いろいろやってみたもんで大きさがバラバラだけど。
まぁそれもご愛嬌。
町中のスーパーを駆け巡り、ようやく出会えた鯛も、塩をかけて、アルミホイルをつけて、焼く準備完了。
そしてなんとか形になったお食い初め。
見た目はまぁ、日本よりもしょぼ目ですが…
でもそれよりも、海外で生まれたからといって日本の伝統を疎かにしたくなかった。
半分だけど日本人であることを忘れないでと息子に伝えたかった。
日本人として、あたしがしてきてもらったことを息子に繋いでいきたかった。
それが母としてせめてやってあげられることだと思った。
食べ物に困ることなく、元気に生きていけますように。
息子よ、100日おめでとう。
そうして一息ついた。
そういや一週間後は大晦日。
息子と迎える初めての新年。
お正月といえばおせちでしょう。
そうして再び煮っころがしの材料を求めてスーパーへ駆け込み、おせちの準備をすすめる師走ももう30日。
煮っころがしから始まり、煮っころがしで終わっていく12月。
どんなおせちが出来上がったかは新年にお知らせします。