Yukaricoupy

Carpe diem

人生は旅。旅は出会い。いまという時間を一番楽しめる毎日にしたい。そんな日々を綴ります。

1月11日

雪がしんしんと降る朝だった。

いつもきっちりと来る生理が来ない。

でもなぁ。

あんまり深く考えることもなく、まだ残ったままのクリスマスツリーの隣で朝礼に参加しながら、イギリスにいる友達とチャットしてた。

朝礼が終わって、主人に話してみた。

検査してみようということになった。

お昼ご飯のあと、えーこんな雪の中いくのーいややなぁ、と言うと「じゃあぼくが行くよ!」というので、結局完全防寒で自転車に乗り、近くの薬局まで走った。

どれを買っていいかわからず、一番安い妊娠検査薬を買うことにした。笑

家に帰り、別にまだトイレ行きたくないしな。
バスルームに置いて、仕事に戻った。

主人は、
「トイレ行きましたか。」
「もうちょっと水飲みませんか。」
と聞いてくる。

いや、まだ行きたくないねん。

、と言いながら、なんかトイレの前で待ってて、残念な結果だったらいややなぁと思う気持ちがあり、主人が誰かとミーティングを始めたのを見てトイレに行った。

どきどきしながら待つこと30秒ぐらい、もっと短かったかなぁ。
一瞬だった。
線が、はっきりとした濃い線が浮かび上がってきた。

「…あたし妊娠してる!!!!!!」

主人はまだ誰かと話してるところだったらしく、慌ててミュートにし笑、検査薬を握ったまま笑、抱き合って喜んだ。

涙が出た。

嬉しくて。

信じられなくて。

でも妊娠したということそのものよりも、主人と二人でこの喜びを共有できた、一緒にここまで来た、そんなことが嬉しかった。

ちょっと落ち着きを取り戻したあたしたちは、仕事そっちのけで床に座ってこれからのことを少し話した。

そしてとりあえず今は二人だけの秘密にしよう、ということになった。

妊娠を考えて7ヶ月目のことだった。