旅編第五回ミャンマー | ヤンゴン前編 | ヤンゴン中編上 | ヤンゴン中編下 | ヤンゴン後編 |
バガン前編はこちら。
夜明け前に起き、文字通りまっっ暗な道を昨日の記憶だけを頼りに自転車をこぐ。
あぁ、無事着けた。
誰もいないパゴダに登り、ふと見下ろすと、
昨日と全然違う景色。
目を逸らす隙もなくどんどんと空が変わってゆく。
ほら、もう夜が明けてきた。
太陽が顔を出し、それを追いかけるように気球も出てきました。
太陽が昇りきった頃には、バガンの空には無数の気球が。
人生一の日の出を見て大満足のあたしは、幸せな気持ちで宿に戻り、また丸々一個のパパイヤを朝ごはんにいただきました。
まだ朝のバガンには素敵な顔がたくさん!
子供の僧。お米運んでるのかな。友達と何話してるんだろう。楽しそう!
後ろ姿も愛くるしいなぁ。がんばってね。
子供をあやすお母さん。
駄菓子屋さんのおっちゃん。ハロー!
洗濯物?野菜?巨大なカゴを頭にのせて運ぶお姉さん。
そんな人たちに惹かれて、どんどんメインの道から外れてゆくあたし。
すると突然4〜5人の子供たちがわ〜!とあたしの方に走ってきた!
赤ちゃんを抱っこしてるのが一番上のお姉ちゃんだろうか。
家のパゴダを見せたげる!と。
え、家にパゴダあるの?!
そうして自転車を降り、この兄弟について行くと、本当に住んでるお家の前にパゴダがあり、中を案内してくれた。
ミャンマーではふくろうと象は幸せの象徴なんだそう。
パゴダの中を照らして、3頭の象の彫刻なんかを見せてくれた。
そしてふとそのお姉ちゃんが天井に光を当てると、
え!ほんもののふくろう!
お姉ちゃんは「あなたすごくラッキーよ!」と言ってくれた。
感動し切ってしまったあたし。
一人で決断し、一人でやってきたミャンマー。
たまたま外れた道で出会った小さな家族。
そんな家族の所有物である小さなパゴダで見せてくれた幸せの象徴。
こんなに幸せな気持ちになれたのはいつぶりだろう!
全員で記念撮影をし、お礼をし、さよならした。
遠くから来た一人の観光客を幸せにしてくれた小さな家族。
あなたたちの笑顔は幸せそのものだよ。
幸せに生きてほしいな。
さて、お腹空いたなーと思って入ったお店で、イギリスから来た女の子ホリーと出会った。
(これがイギリス人ホリーちゃんと出会ったザ・ローカルなお店笑)
なんの予定もない一人旅女子二人。笑
すぐに意気投合し、もちろん一緒にパゴダを巡ることにした。
このパゴダに登ってふたりで喋ってるとき、あたしはパゴダの上から下まで携帯を落としてしまう。
もちろん画面はぼろぼろ笑。
それもまたいい思い出。
素敵な出会いはこのあともつづく。