夜は寒いのと暑いのとが交互に来て、気持ち悪くて眠れず、ナースコールを押した。
おばあちゃんナースがやってきて、必死に頭の中でドイツ語を探し説明するあたし。
懸命に理解しようとしてくれるおばあちゃん。
なんとかかんとか治まり、少し寝れた。
そして翌日。朝ごはん。
晩ごはんと一緒やん!
パンが四角が丸になっただけやん!
術後一日目にもかかわらず、コーヒーはちゃんと飲ましてくれた。
この日は12月6日。
シンタクラースの日なので、シンタクラースのチョコレートが乗ってきた。
これだけはまぁ、よかったよね笑。
そして今日のナースがやってきて、ベッドのまわりを5歩ほど歩かせてくれた。
体にささる管が一本少なくなった。
すると、仕事に行く前に主人がお弁当を持ってやってきてくれた。
卵焼きにのりたまの乗ったごはんヽ(○´∀`)
おいしかったなぁ。
主人の優しさと日本の薫りが詰まったお弁当。
感動のあまり中途半端な時間に食べてしまったけど、失敗した。
晩までとっとけばよかった!
そうこうしてるうちにやってきた昼ごはん。
さすが芋の国よね。
なんとまぁ色のない食事。
バナナまで黄色。
それでもひさびさの温かいごはんはよかったよね。
お隣のおばちゃんは今日退院らしく、元気に身の回りを片付けて、
「メリークリスマス〜」と言って、帰って行った。
痛がるあたしに気を配りながらもいろいろ話してくれて、いいおばちゃんだったな〜。
お元気で。
さて、ひとりになったあたし。
話す相手もおらず、さんざんNetflixを見て過ぎ去る1日。
最後の管もとれ、ベッドの上でちょっと身動きがとれるようになった。
そしてやってくる晩ごはん。
もう見たくないって?
まぁ、そういわず笑。
パンの色が濃くなった、
以外は何も変わらず。
病人に出す量とは思えない、バターの量とガーリックペーストよ。
仕事を終えた主人が、年に一回の会社の大イベントであるクリスマスパーティを欠席してやってきてくれた。
しばらく話したあと「また明日ね」と言って帰っていった。
晩ごはん、ちゃんと食べたかな。
最終話へ。