Yukaricoupy

Carpe diem

人生は旅。旅は出会い。いまという時間を一番楽しめる毎日にしたい。そんな日々を綴ります。

ドイツの病院 その1

あー結婚式からそろそろ1年やな〜と思いながら
携帯の写真をくるくる見てた金曜の午後。

ふとした写真に目が止まり、
これはやはり綴っておかなくては!

ということで、ベルリン生活編です。

一昨年の暮れ、ちょっとした体の不具合により、
人生で初めての手術を、
人生で初めて海外の病院ですることになったときのこと。

手術当日は朝一の手術をブッキングされたらしく、
朝5時起きで病院へ向かった。

それでも病院で待たされるのは万国共通。

ちょこちょこ検査で呼ばれながらも、結局ストレッチャーに乗って、
手術室へ向かったのは病院へ着いて3時間くらい経ったころだった。

手術着に着替え、主人にばいばいし、ストレッチャーに乗せられ、
手術室エリアとの境界みたいなところにつれて行かれ、
担当の人にベッドごと渡されたあたし。

手術用のベッドの調整かなんかを3人がかりでされたあと、
その担当の人に「Frau Yamamotoまたあとでね。」みたいなこと言われ、
手術室一歩手前の準備室?につれて行かれ、
次の担当の人にこれまたベッドごと渡されたあたし。

その担当の人がとてつもなく親切だった!

完全にドイツ語で語りかけられ、半分わかったようなわからんような感じで、
でも手を握って「わたしは◯◯です。安心してね。」みたいなことを言って、
本当に安心させてくれた。
それからほぼ裸のあたしに「寒い?」と聞いてくれ、
なんか巨大なホースみたいなんを布団のしたに入れて、
熱風を入れてくれた。
こたつのようにあったかくなった。

それからなんか機械をぴこぴこ触って、もうちょっと待っててね、としばらくどっか行って戻ってきたあと、なんか聞かれた。
麻酔やな!ということだけはわかったけど、何を聞かれてるのか全然わからんくて、でも麻酔やし適当な返答するんもな〜
と思いながら、わからんもんはしゃーない「ふんふん」うなずいてたら、
「麻酔入れますね」と言われた直後、
頭がおも〜くなり、
気を失った。

次に気づいたときは、どっかの部屋のベッドの上にいて、
「Wo ist mein Mann?(主人どこ?)」と
最初に出てきた言葉がドイツ語だった。
これには自分でもびっくりして、いや〜人間怖いときはなんでもできるなと思った笑。

「あ、待ってくれてるよ」とベッドのままどこかへ移動するとすぐに主人の姿が見えた。

主人は思ったより心配そうな顔をしてた。
それもそのはず。
1時間くらい、と言われてた手術は、
あたしが連れて行かれてからすでに3〜4時間経過してた。

ちょっと前に戻ってきた主治医にどうだったか聞いたらしい。
「Alles gut!(うまくいったよ!)」と。

そして部屋に入り、まだ麻酔で朦朧とするまままた眠り込んでしまった。

つづく。