このブログではあんまり、書いていても読んでいてもいらっとしてくるようなことは書かんとこう、と思ってたのですが、
ここのところ毎日日本から届く情けない五輪大会トップのニュースに、日本人として綴っておこうかなと思います。
だいたいですね、
国際大会の会議の場で言うこと自体情けなさすぎるけど、
言ってしまったあとの謝罪会見の内容も悪い。
本人もそうですが、首相にしても大会本部にしても「謝ったからいいんじゃないですか、解決でしょう。」っていう態度がね。
首相は「国を代表して謝罪する」くらいのこと言えばいいのに。
でも今日二階さんが言ったことを聞いて、やっぱそうか〜と思いました。
「一度は首相になった方、そして党の総裁になった方に物は申せない」と。
そうして彼も「あんまり深く考えず」発言をしたから、火に油を注ぐことになった。
このおじいさんたちは、なぜ日本という国を動かすポストに辿り着けたんだろう。
年功序列でずっと進んできた日本社会、今更突然意識を変えろと言われても、そう簡単にはいかないんでしょう。
だからやっぱり日本には世代交代が必要なんだと思う。
新しい風、考え方、アイデアを吹かせないと。
日本はどんどん遅れていく気がして、ちょっと怖いな。
これはもう世界中でこの情けないニュースと共に取り上げられている日本の核心的問題、
男女平等ランキングの低さの問題ですけど、
これに対して「これじゃだめだ」と思う人が世間にたくさんいても、
結局は力を持つ人たち、政治家や企業のトップなんかが意識を変えていかないと、変わらないんじゃない。
日本人女性は男性の三歩うしろを歩く、という大和撫子美学がありますけど、
あたしは比較的こういう日本人的美学に、
日本人としての誇りさえ感じるけれど、
それは女性が、おばあちゃんから、お母さんから教えられ「相手のことを思い、敬う」気持ちから、そんな女性になりたいと思うことであって、
男性が「だから女性は常に控えめにいなさい」と決めることではない、
そんな時代は終わったんではないかと思う。
「自分の意見をきちんと言える独立した女性」が魅力的だと思われるヨーロッパみたいになるべきだとは思わないけれど、
日本人女性でも、そんな生き方を美とする人がいてもいいじゃない。
それを良し悪しとするのは違うと思うな。
連日流れるニュースにいらっとして綴ることにしましたが、
そのいらいらを少しでも癒そうと、
トップ写真は京都三千院で撮影したお地蔵さんです。
心穏やかに。
週半ばをお迎えくださいませ。
あたしは寝ます。