主人は足がめっちゃでかいんです。
全体的に体も足もおっきいドイツにいても、おっきいんです。
なので靴探しは結構大変。
でもそれ以上に大変なのはスリッパ探し。
スリッパってあんまりちゃんとサイズがないし、
S・M・Lみたいなのが多いですよね〜。
でもあたしは足の大きな主人を持つ妻として!
毎冬どこかで激安スリッパをゲットしてくるんです。
ところが。
今年に入って(まだ7日なのに涙)
「つまちゃん、ぼく足ちょっと寒いな」
というので見たら、
スリッパの中身がペロンととれてたんです。
でも世はロックダウン。
さっそくネットで探し始めるものの。
「つまちゃん、これは。」と見せてきたスリッパはなんと25ユーロ!
「えー!スリッパに25ユーロ!
ちょっと貸して!あたし探してみる!」
ということで、ぽちぽち探していた昨夜。
「う〜ん、なんかいちいち高いなぁ〜!」
というと、
「ちいちい?ちいちいなんですか、つまちゃん」
と聞かれた。
「ちいちいちゃう。い・ち・い・ち、な。」
そしてスリッパ探しの手を止めて考えてみた。
たしかに「いちいち」ってなんて訳すんだろうか。
ということで、新年一発目の日本語は「いちいち」です。
一つ一つという意味。
だけど「しつこく」とか「手間な」という否定的な意味が含まれているので、
「計算をいちいち確認するの面倒くさいなぁ」は正しいけれど、
「計算をいちいち確認してみよう」はポジティブな気持ちが入ってるので、不自然なんだって。
なるほど。
わかってくれたかな。
まぁ「ちいちい」言うてる間は無理やな。
よし、スリッパ探そう。