今年は引越しもしたし、コロナでどこにも行けないし、ツリーを買おう!
と前から約束していたので、12月に入ったらまだかまだかとそわそわしていたあたし。
そして12月2週目の週末。
ようやく木の調達に行きました!
日本では11月くらいからすでに街はクリスマスムード満載ですよね?
だからもっと早く木を買うもんだと思ってたんですが、
本物の木を飾るドイツでは、
クリスマスツリーは23日に飾るんだよ。
と、同僚が教えてくれました。
じゃないと、ニードル(あのとんがった葉っぱ)がクリスマスまでに落ちちゃうからだって。
12月に入ると町のあちこちにクリスマスツリーマーケットが登場します。
あたしたちが行ったマーケットではコーカサスモミという種類のもみの木が売られていました。
所狭しと並ぶもみの木。
大きさ、枝の広がり方、葉のつき方なんかでランク付されていて、
おっきくてきれいに広がっているものほど高いんですね。
一番小さい木で、だいたい160cmくらい。
それで30ユーロくらい。
どれにしようか〜とぐるぐる見て回ったけど、どれも一緒にしか見えん。
そして主人が突然一本の木の前に立ち、
「これにしよう」
と言ったので、それにしました。
おばちゃんに「これ欲しいんやけど」というと、
「持てる?」
と聞かれた主人は穴からすぽっと引っこ抜き、
両側に穴の開いた機械に木を入れると、
反対側からネットに入れられ梱包された木が出てきた。
そうして木を担いでトラムに乗った笑。
そして担いで家まで帰った。
結構重いんです。(そらそうか。木やもんね。)
オランダではツリーは2種類あって、
根っこも土もついてるもの。と
根っこが斬られて先っちょが幹になっているもの。
それによって家で木を飾る器が変わってくるらしい。
あたしたちのは幹だったので、このポットに入れることにしました。
ドイツでは気に入った木を斬ってきたら、しばらく庭で逆さまにしておくらしい。
そうすると木がうまく開いてくるんやって。
ドイツでは(オランダでもらしい)12月になるとAdvent(アドベント)という期間にはいります。
アドベントを楽しむアイテムはいろいろあるみたいだけど
なかでも素敵!と思ったのは
Adventskranz(アドベントクランツ)といって
クリスマスのリースの上にろうそくを4本立て
12月の日曜日ごとに1つずつ点灯して
クリスマスの週には全部のろうそくが全部つく!
というもの。
こんな風にクリスマスを今かいまかとわくわくしながら待つ、という文化があるようです。
日本の「も〜い〜くつ寝〜る〜と」のようなもんですね。
今年はクリスマスマーケットもなし。
gluhwein(あったかいワイン)もなし。
花火もなし。
帰省もなし。
なんにもなし!
そんな当たり前のものがない今年のクリスマス。
あるはずのものがないクリスマスを過ごして、
これまでの平凡なクリスマスがどれほどワンダフルなものだったか、
そんな小さな幸せに気づくクリスマスになるかもしれませんね。
あんなクリスマスもあったな〜なんて、笑えるときが来るでしょう。
あたしは日本人ですので。
ヨーロッパのみなさまほどクリスマスへの思い入れというものはありませんが。
ワクワクは伝染しますね。
チキンまるごと一羽でも焼こうよ!なんて。
いろいろ考えてしまいます。
みなさまはどんなクリスマスを過ごされるのでしょうか。