旅編第四回オランダ〜ドイツ〜スイス 3000キロのロードトリップ アイガー編。
スイスってちっちゃい国なんだけど、
真ん中ちょい下ぐらいに巨大なアルプス山脈が広がっているため、
車での移動に結構時間がかかるんです。
どうしてもアルプスをつっきりたい場合は、車用の電車があるのでそれを利用します。
車ごと長い貨物列車みたいなのに乗り寄せ、そのまま停車。
電車は30分ほどかけて山の向こう側に出ます。
あたしたちは南下するときにこのトンネルを通ったので、戻る時は迂回の山道を走ることに。
くねくね道をどんどん走って行き、たまに車を停めてカメラを構えている人がいて。
なんだろうと思ってたら、これ!
アルプスの山間を駆け抜けるアルプス鉄道。
インターラーケン(湖畔の町)を抜け、
Grindelwald(グリンデルバルト)にやってきました。
ここはアイガーとユングフラウヨッホへの玄関口。
ここのキャンプ地であたしたち夫婦は素敵な出逢いを経験します。
到着した日、のんびり晩ご飯の準備でもしよかーと言っていたら。
突然主人が「ニホンジンデスカ」と聞いている。
え?と思ってその方を見ると
「あ、そうです〜」
と爽やかな日本人ご夫婦が!
えーーー!まさかこんなところで日本人に会えるなんて思ってなかったー!!感激ーーーー!
そしてもちろん話は盛り上がり、この若いご夫婦はすごい人たちだということがわかった。
なんと、昨日アイガーに登ってきたと!
えーーー!すごい!!!
ご主人の転勤で今はジュネーブご在住。
二人とも登山が趣味で、アルプスの山々を一緒に登ってるんだって!
素敵すぎ!!
アイガーはやっぱり大変だったって。
そらそうだよねぇ。
結構最近イモトがアイガーに挑戦してましたよね。
なんかこんなところで日本人に逢えると思ってなかったけど、
まさかアイガーに登頂した日本人に逢えるなんて!!
その日から4日間
毎晩一緒にご飯を作って、
ユングフラウ地方のことをいろいろ教えてもらって、
アルプスの山々について語ってもらい、
オランダのゲームをしたり、
ほんとに楽しかったーーー!
あたしたち夫婦は旅先での素敵な出逢いに恵まれているなぁ。
幸せなことだ。
グリンデルバルトに着いてから雲が多い日が多く、
晴れてるんだけど、山頂がずっと隠れていて、
ユングフラウヨッホの山頂へ行くベストな日を待っていた。
その間にグリンデルバルトを散策。
ほんとハイジの世界だったー。
そしてもう明日しかない。明後日はオランダへ向かわないと、という晩。
雲に切れ目なんてないのに、なぜか山々に光が。
明日ユングフラウヨッホに行こう、と決め
アイガーご夫婦と最後の夜を楽しみました。
またヨーロッパのどこかで会えるといいなー!