Yukaricoupy

Carpe diem

人生は旅。旅は出会い。いまという時間を一番楽しめる毎日にしたい。そんな日々を綴ります。

羊が一匹

さて、紅葉も終わりに近づき、そろそろ街がクリスマスに彩られるこの季節。

「寝れない〜、寝れない〜」
とベッドの上でくるくるしていたら、隣から

「…いち、ひつじ。に、ひつじ。さん、ひつじ。」

「。。。(羊が一匹と言いたいのだろうか)」

「よん、ひつじ。ご、ひつじ…」

「。。。」

「ぜんぶひつじ」

「。。。」

「すー…」

「。。。え?Σ(゜゜)終わり?寝たん?
お〜い。
ぜんぶひつじ、って。
省略しすぎやろー!羊は百までと昔から決まってるのに!
もしもし?」

ということがありました。

そして羊を数えるときは、

ひつじが一匹、ひつじが二匹、と数えるんだと忘れた頃に教えてあげました。

そして日本語の数えるときの単位がいかに複雑で多いかという話になりました。

いやーそれもそのはず。

英語では
one egg, two pens, three toasts, four beds, five dogs

とりあえず数字を数えるモノの前につければいいだけ。

でも日本語では
たまご一個、ペン二本、食パン3枚、ベッド四台、犬五匹

とモノが先に来て、単語に応じてそれぞれ助数詞が変化する。

その助数詞は実は500種類ほど存在するともいわれているらしい。

とりあえず日常生活に使えるものだけ説明することに。

紙のようなぺらぺらなものは、枚。
食パン、クレジットカード、海苔。

ペンのように長いものは、本。
ワイン、ろうそく、指。

「つまちゃん、歯ブラシいちほん。」

「いっぽん、なんだな〜」

「えええ!なんでぇ!」

そうなんです、
助数詞の中には、覚えた数字をそのままつけれるもの、
たとえば「枚」は
いち枚、に枚、さん枚、よん枚…

ですが、「本」や「個」なんかは数字も変わるうえに、助数詞の読み方まで変わってしまう。
いっぽん、さんん、ろっこ、じゅっこ…

これは本当に日本語を学ぶ人にとっては試練、超難解ポイントですよね〜。

それに加え、さらなる追い打ち。
元号の1年目は?
「元年」

毎月1日目は?
「ついたち」

20歳は?
「ハタチ」

何名様ですか?
「ひとりです。」

一緒に行ったら?
「ふたりです。」

かわいそうに。。

がんばれ、主人!
がんばれ、日本語学習者のみんな!