人生ここにきて初めてあたしは修理が好きなのかもしれない、と気づいた。
あたしは買い物も好きだし、
ミニマリストの主人には
「つまちゃん、靴山です。。。」
と靴箱の前で呆れられるほど
靴も大好きだし!
でも本当に好きなものは壊れたら必死で直すんです。
直して、また使う、履く、着る。
結構昔から、大好きなスゥェットのパンツの穴をちくちく編んだりしてた。
最近は気に入った靴の履きすぎで穴が空いたもんで、縫って直した。
しかも靴下まで直した。
え?捨てなさいよ(;・∀・)。。って?
まぁ。。そうですよね。。
でもこれ、ドイツに来る前に前の同僚から「炬燵ソックス」といっていただいたんです。
あったかいし、この穴以外はまだ大丈夫だし!
よし、縫うか!
ということで縫った。笑
そしてふと考えるとあたしの今の仕事ってまさに修理屋さんなんです。
ソフトウェアエンジニアって
何か画期的なものを創出する能力よりも
今あるものを直す力の方が重宝されるんだって。
それはなぜかというと、
「問題が起きている場所と原因を突きとめ、また動くようにする」
というのが仕事の98%だからです。
つまり、
「創造性」よりも
「問題解決能力」
が必要とされる。
今のITの世界では新しいことなんてほぼなくて、もう大体のことが実践済みなんやって。
アプリなんかで収入を得ている人も
新しいアイデアを形にしたものではなく
今までにあるものをもっと
「使いやすく」
「見やすく」
「よりオシャレに」
しているだけ。(の人がほとんど。)
あたしが日々格闘していることも同じ。
毎日パズルしてるみたいなんです。
原因を突き止めたら仕事の半分は終わり。
それから、
欠けているパズルのピースを組み合わせたり、
位置をずらしたり。
たまにはピースが合わず、穴を広げてしまうこともあるし、
直った!と思ったら、別のところに穴が空いたりする。
そんな謎解きの末にまた動き始めたときの感動はひとしおです。
それは、
穴のあいた靴を直し、もう一度履いたときの嬉しさに似てる。
そんなことを思った土曜日の午後でした。