何かを継続することってすごく難しい。
もう少し若い頃は、その「何か」がすごいことじゃないといけない気がしていた。
 たとえば、弁護士になるための勉強、プロになるためのトレーニングなど。
 こう、まわりに認められることというか、一般的に見てすごいことじゃないと意味がない気がしていた。
でも少し歳を重ねて、気づいたことがある。
その「何か」はなんでもいいんだと。
 それが何かよりも、続けることが大事なんだと。
ひとつのことを極めた人は輝いてる。
 どの道のトップにも当てはまることは「続けて」きたことだと思う。
 そもそもパッションを持てる何かを見つけたこと自体羨ましいと思うんだけど。
あたしは昔からオールラウンダーだった。
 何でもそれなりにできた。
 勉強もスポーツも。
 いろんなことに興味を持って生きてきた。
 でもこれというものがない。
 それがずっとコンプレックスだった。
そんなあたしもひとつだけ、たったひとつだけ10年以上続けていることがある。
それはお風呂上がりの柔軟体操。笑
受験生のとき、体がなまるのがいやでお風呂上がりに始めた。
 最初は腰が反れるくらい硬い体だった。
 だけど続けるうちに柔らかくなり、今や開脚して地面に顎がつく。笑
そんなしょうもないことですが、続けることが結果を生むということが自分の中で証明された。
 とあたしは思っている。
あたしもいつか母になれたら、子どもに言ってあげたいと思う。
 どんなことでもいいから何かを見つけたら「続ける」ことの大切さ。
「継続は力なり」