あつい。
あつすぎる。。
今年の夏は例年より曇りの日が多く、コロナ渦ということもあり、なんだか夏らしくない夏、わくわく感のない夏の始まりだった。
ベルリンは本当に暑くなるのは7月になってから。
湿度が低いので、日中暑くても日が落ちるとすっと涼しくなる。
今年は7月に入っても夜はもこもこソックスを履いていた。
ところが今月に入ったとたん、これまで抑えていたものが爆発したように太陽が輝き出した。
あたしは夏が好きです。
暑い夏。
ワンピースにサンダルに肌がじりじり灼ける感。
でもそれは10分おきにクーラーのきいたひんや〜りした場所に入れるという世界でしか成り立たないことが、ドイツに来てわかった。
ヨーロッパの家庭には基本クーラーがないのです。
(注:ヨーロッパといってもイタリアやスペイン、ポルトガルは知りません。ここでいうヨーロッパとはドイツ、オランダ、オーストリア、スイス以北の国々です。)
。。。そんなん知らんかったし。
35度太陽じりじりの日にクーラーのない部屋にいる苦痛。
職場へ行っても暑い、電車に乗っても暑い、家に帰っても暑い、シャワーですっきりしても暑い。
暑くて寝られない。
けど、涼しくする方法がない。
とにかくキンっと冷えたどこかに行きたい。。
そんなあたしたち夫婦の逃げ場所。
スーパーの魚売り場。
「つまちゃん、ちょっと暑いから買い物に行こうか。」
「そうだね。魚買いに行こう。」
こうしてあたしたちは夏を乗り切るのです。
そんな寝苦しい真夏の夜。
きのうは夢におじいちゃんが出てきた。
ふとカレンダーを見ると今日はおじいちゃんの23回目の命日だった。
あの日もこんなに暑かったんだろうか。