あたしは昔から結構旅をしてきた(方だ)と思う。
旅というものをすごく価値のあるものと捉えてきた気がする。
「お金で買えないが、お金より自分を豊かにしてくれるもの」
っていう感じかな。
恵まれてぬくぬく育ってきたあたしですが、仕事を初めてからは旅行貯金をし、貯まっては旅をしてきた。
なぜか、10万円のかばんはもったいなくて買えないけど、10万円の飛行機は比較的財布の紐を簡単にゆるめることができた。
もちろん血眼でありとあらゆる情報をあさって安い飛行機と宿、探すんですけどね。
そうするとだんだんこの宿は安いだけ、あといくら出してこっちの宿に泊まる方が付加価値が高い、とか考えるようになるんですけど。笑
このブログを始めたきっかけのひとつがこれまでの旅。
こないだ数えたら今まで行った国、24ヶ国。
日本が真ん中に来る地図の右からいきましょう。
ブラジル、カナダ、アメリカ
ニュージーランド、オーストラリア
韓国、台湾、香港、ベトナム、カンボジア、ラオス、シンガポール、タイ、ミャンマー
エジプト
イタリア、バチカン市国、チェコ、ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、イギリス、ポルトガル
旅をし、いろいろな人に出逢い、いろいろなことを感じる。
その経験は形あるものよりもずっと長くこころに残るのだと思う。
息をのむほどの美しい景色や、
裸の赤ん坊を抱く裸足の子供、
ひとりぼっちでお金のなくなったあたしにお金を貸してくれた日本人との出逢いや、
ドッグフードのような高級ホテルの食事
どれもこれもが目にこころに焼きつき、
そこから想うこと、感じたことがあたしという人間を形作ってきた気がします。
年齢によって旅のかたちは変わってきたけど、
(たとえば1万円ケチって10時間もがたがた道をバスに揺られてミャンマーを縦断したり、
たとえば200円値切りたいがためにやっきになってタクシーと交渉し、信号のない道のど真ん中でうろうろしたり。)
でも旅は続けていきたいと思う。
たくさんの文化に触れ、歴史を知り、言葉を学び、様々な生き方や人々の違いを尊び。
そしてどんなときも自分のルーツを忘れず、
日本人であることに誇りを持って、
これからも旅を続けていきたい。
そんなこれまでの旅、そしてこれからの旅を綴る旅シリーズです。