ドイツへ帰ってからの1ヵ月。
こういうのを怒涛の日々というんだろう、という日々だった。
帰独して翌日、仕事復帰。
というてもホームオフィスなので、朝起きたら朝ごはん食べて、顔洗って、コーヒー片手にパソコンを開く。
こんなときに限って、個人情報保護法のワークショップがあり、弁護士の一言ひとことが子守唄のようだった。
まるまる1週間は続いた、時差ボケ。
あたしはヨーロッパに帰ってくるときは必ず時差ボケが1週間は続く。
なんか時間が戻るかららしいよ。
夜7時には眠くなり、夜中2時頃には目が覚める。どつぼ。
そしてこのために無理やり帰ってきたといっても過言ではない引っ越しが目の前にせまり、日本から持ってきた荷物をほどかず、そのまま新しいおうちへ運んだ。
新居の押入れにほどいた荷物を放り込み、スーツケース4個を空にして、今の家へ戻り、また荷物を詰める。
ということを2日続けた。
20キロが4個だから結構重いわけ。
それでも今のこの情勢。店が開いてないわけ!
しっかり朝昼晩も台所に立ち。
いよいよ引っ越しの日。
朝5時に目覚ましをセットし、ベッド解体に意気込む主人に無理やり起こされ、主人が借りてきたトラックと部屋の往復を何百回と繰り返し。
エレベーター止めすぎ、とご近所のパパに怒られ。(しゃーないやん。)
空っぽになった家を卵を抱えてあとにする。
お昼12時をまわってた。
新居に着き、まずは放り込んだ荷物の山をかきわけ、日本からはるばる運んできたカップラーメンを探し出し、エネルギー補充。
息つく暇もなく朝6時間行った作業の巻き戻し作業開始。
トラックから下ろし、エレベーターへ。そして部屋へ。
最後の荷物を運び入れたとき、夕方5時をまわってた。
朝から12時間ぶっ通しの引っ越し作業をなんとか終え、お腹が減りまくったわたしたち夫婦はさすがに料理をする元気なんてこれっぽっちも残っておらず、再度荷物の山へ戻り、次は袋に入ったインスタントラーメンを食べた。
とにかく寝床確保、ということでベッドだけ組み立て、寝たわけです。
つづく