旅編第六回オーストリア| ザルツブルク前編 はこちら。
ザルツブルク2日目の朝。
たまたま見つけたザルツブルクのホテル。
すぐに気に入って旅に出る1週間前に予約したホテルはなんと「サウンドオブミュージック」のロケで使われたお城だった。
ヨーロッパの夏休みシーズンには一足早かったのが功を奏し、静かな朝がやってきた。
ザルツブルクの湖畔に建つお城は、1736年にザルツブルクの君主によって家族の住居として建てられた歴史ある建築物。
そのお城で食べられる朝ごはんがとっても素敵だった!
ビュッフェがあるのはシャンデリア輝くホール。
そしてその奥にいくつも部屋があって、あたしたちは案内してもらった「ライブラリー」の窓辺の席につくことにした。
古書に囲まれ、目の前にはオーストリアに聳える山脈。
嬉しすぎて、夢のようで、しばらく落ち着けなかったぐらい。
コーヒーとパンはテーブルまで運んでくれて、素敵な朝食を心ゆくまで愉しんだ。
食べ過ぎたあたしたちは重い腰をあげ、町へ繰り出した。
町へはホテルで無料で貸してくれる自転車で5分ほど。
ザルツブルクは小さい町なので、自転車だと30分くらいでまわれてしまう。
あたしたちはモーツァルト広場、モーツァルトの生家、ミラベル宮殿など基本的なところはおさえつつ、のんびりと町を見てまわった。
モーツァルト広場
レジデンツ広場
モーツァルトの生家
初めて訪れるオーストリアの町だから他と比べようがないけど、ザルツブルクとっても素敵だった。
ホテルがよかったのもあるけど、ザルツブルクの人たちはとっても親切だった。
朝ごはんであたしたちの担当をしてくれたおばちゃんも、コロナの抗原検査場の前で「大丈夫?なにかお手伝いしましょうか。」と声をかけてくれた女の子たちも、ディナーで冗談を言って笑わせてくれたおっちゃんも、みんなとっても親切だった。
やっぱり旅に出るといつも思うけど、訪れる場所の印象って、出逢う人と食事で決まるよね。笑
きれいな景色も感動するけれど、結構すぐ忘れてしまう。
でも出逢った人たちとのちょっとした会話、過ごした時間はいつまでも心に残る。
そんなことを思い出させてくれたザルツブルクでした。
さぁ、キャンプをする予定を変更し、あたしたち夫婦はウィーンへ向かいます。