ベルリンにはこの時期になると「Erdbeerhof」(いちごスタンド)が街のあちこちに出現する。
ある土曜日の朝。
なぜかはりきる主人にうながされ朝早くから湖に歩きに出た私たち夫婦は、帰りに一回買ってみた。
スタンドの前にはチョークで
「Liebe Kunden, Abstand halten」
(お客様へ ソーシャルディスタンスをとりましょう。)
と書かれてる。
うちに帰って早速食べた。
おいしかった。
ベルリンは果物や野菜はたいがいスペイン、トルコ、南米なんかから来てるものが多い。
やっぱり寒いから育たないんだね。
今の時期にある果物は苺、ブルーベリー、ブラックベリー、木苺などのベリー系が多い。
それは日本も一緒かな。
あとはパイナップル、ぶどう、メロン、マンゴー。
マンゴーなんて安いもんで一個80セントくらいのときもあるので、よくコリアンダーと一緒にタイ風サラダなんてする。
りんご、オレンジ、洋梨は一年中ある。
それも日本と一緒だね。
でもやっぱり見る果物が違うから(というか、店の並べ方?かな)、こっちに来た当初は、あまりに安いのと「安いよ安いよ」というドイツ語で売ってくるおっちゃんの物珍しさに、チェリーを2キロ2ユーロで買って帰ったら、主人に
「…これはクリスマスまでチェリーやな。」
と言われたこともあった。
湖を歩いて帰ってきた私たち夫婦は、早々とお昼ご飯を食べ、ヨガをしたり、シャワーを浴びたり、思い思いのんびり過ごしていた。
健康的な朝を過ごしたからか、5時頃にはお腹が減り、何食べたい?と聞くと
「焼きそば」
というもんで、焼きそばとサーモンのカルパッチョを作った。
晩御飯も片付けも終わってふと時間をみると、まだ6時半だった。
そして10時にはふたりともベッドにいた。
主人は朝起きるのがめっちゃ早いんです。
5時半には目が覚めるらしい。
最近では自分でも
「ぼく、ちょっと、鶏です。」
と言ってた。
そのうち日の出とともに起きるんでないか、と思っているあたし。
コロナのこともあり、家にいるしかないので、とても健康的(というか、リタイアした夫婦のよう)な生活を送ってる私たち夫婦。
今日は日曜日。
案の定5時半頃から起きてる主人に「鮭ごはんとお味噌汁」を作ってあげたら
「おいしいな。おいしいな。」
といって、2杯食べてくれました。
「にほんの朝ごはん、おいしいな。ぼくたち、にほんに帰ったらまいにちたまごごはん食べようね。」
「…あなた、パンの国から来た人じゃなかった?」
たまごごはんが大好きな主人です。
デザートはきのうの苺!